2人の友達が出来ました。
田村ひよりちゃんと有希ちゃん(仮名)です。
今日、有希ちゃんについては本名を聞くの忘れてしまいました。
はあぁぁ、何で私、ばかなのだろう……。聞けなかった私を憎んだ。
憎むほどに頭が痛くなってきた。それは何でだろう……。
「でさ、これからどこ行く?」
「映画館じゃないの?」
「幸手のシネプレックス?」
「うん」
隣の女の子2人が楽しそうにおしゃべりしていたのが気になった。
私はそのとき何も音楽を聞いていなかったし、そのおしゃべりを聞いているのも悪くないと思って、耳を傾けることにした。
東武線の車内、東武日光行。席に座って隣の女の子の2人の会話に耳を傾けることにした。
「それにしてもよく受かったよね」
「確かに。さいたま市内の方が難しいと思ったら、それに匹敵するもんね。この難しさ」
「りつはここ落ちたらどこに行こうって思ってたの?」
「音楽の道目指そうと上京しようと」
「ははは、あんたさ、まだろくにドラムも叩けないくせに、何上京しようとしてるのさ?ははははは」
「笑うなみお!!私だって、夢はでっかく武道館ライブを行いたいっていう野望があるの!!!」
「あははははははは、ばっかじゃないのー!!!あはははははははは」
みおという女の子はお腹を抱えて大爆笑していた。長い髪の女の子。胸が大きかった。
多分、私が有希ちゃんと間違えたみおと同一人物だと思う。
ということは、同じ陵桜かな?
もう1人はりつという女の子。少し髪を黄色に染めていた。そんなに全体に染めてはいないが。そしてカチューシャでおでこを丸見えにしていた。ドラムをやっているのかな。ささぶちさんみたいにかっこいいドラムテクが出来るのかな。
ささぶちさんはPlastic Treeのドラマー。かっこいいよ。
「もうぅぅ……、あのこと入学式初日からばらすよ……?」
「ま、まさか……」
「そ。みおの入学説明会のセクシーショット!!!」
「きゃああああ!!!やめてやめてやめてやめて!!!!撮るなって言ったのに……」
「だって、これは撮らざるを得ないシチュエーションだったもん。ばっちり白でした」
「わああああああああ、何も聞こえない何も聞こえない何も聞こえない!!!!!」
私は聞いてしまった。絶対にパンチラショット。私は見たい。
今すぐにでもみおちゃんのスカートの中に入りたいな……。そしていいにおいの……。
あ、変態ゆたかさんですいません……。
「相変わらずみおは恥ずかしがり屋なんだからあ」
「ばかばかばか!!あれは誰だって恥ずかしがるって!!!りつだって恥ずかしいでしょ?誰かに下着とか見られたらさ?!!」
みおちゃんはりつちゃんをぽかぽか叩いてそう言った。りつちゃんって言いにくいな。りっちゃんと呼ぼう。
「え?体操服に着替えるときみんなに下着見せない?」
「え、で、でも、男の子とかに……」
「見えたら見えたでいいじゃん。別に私は恥ずかしいなんて思わないし」
じゃあ私に見せて。
「いいもん……。私はもうパンツ少女でいいもん……」
「繊細な女の子。そこが萌え萌えキュン!!」
りっちゃんは手でハートを作ってウインクした。
萌えた……。
私が萌えてしまった……。みおちゃんに向けた行動なのに、私が萌えてしまってどうするのだろう……。
「間もなく、幸手、幸手、お出口は左側です」
みおりつ話を聞いていたら、時間なんて気にせずに幸手に着いた。
「じゃあ降りるよ。今って映画何やってるの?」
「さあね」
「バッテリーがやってるって。ほら、電車の広告見てよ」
「あ、ほんとだ。じゃあそれ」
「はーい」
この2人、多分仲良しだ。私はそう思ってみおりつに次ぐ形で東武線南栗橋行から降りた。
家に帰ってから、私は早速パソコンを開いた。もうひよりちゃんとは携帯でメールも電話も出来るのだが、「陵桜学園はこういう高校」スレッドがどうなっているか見たかった。
「今日入学説明会行ったけど、女の子がみんなかわいかったです」
「今日ある女の子に一目惚れしました」
「かわいい娘のパンツ見ました」
「イケメンもたくさんいました。多分顔の偏差値は高いです」
そんな書き込みの連続で、もう今日のうちに1000稿終わってしまった。
「顔の偏差値」って……。私不細工なのに……。
でも今日の隣の2人はかわいかったよ。特にみおちゃん。
「髪長い人のパンツを見ました。俺、今日はそれで飯が食べれそうです」
どっかの変態も、みおちゃんのパンチラのことを書いていた。それくらい、みおちゃんはかわいかった。
2ちゃんねるを見終えたら、今度はYouTubeを開いた。そこで陵桜学園って検索したらどれだけヒットするのだろう。
答えは17件。みおちゃんのパンチラ動画もあった。え、でも、これみおちゃんが知ってしまったら……、
「うわぁぁぁ……、私もう学校に行けない………」
繊細な娘だと思うから間違いなくそうなってしまう。私と同じ境遇になってしまう。
そう思った私は、みおぱんが見たいがためにその動画を保存して、フラグを立てることにした。要はYouTube管理者に通報。この動画は、みおちゃんには悪いが、私のものね。
保存した動画はFLVプレイヤーで見ることができた。それでみおぱんを拝借しよう。
……………。
……………。
あ、見えた。
えと、簡単に言えばこういうこと、みおちゃんが何かにつまづいてこけてしまった。そのときにパンツが見えたというもの。
ぱしゃ。
「ちょ、何するのよ!!」
「え、だって今のみお、すっごくかわいかったから」
「ばかああああああああああ!!!!!」
セクシーショットはそのときに撮られたものかな。ごちそうさまです。純白のパンツでした。太もももおいしくいただきました。
パンツが見えた瞬間に、停止ボタンを押して何度も何度も手を合わせて拝んだ。
それだけで股間が濡れた。今日はこれで愛液出そうかな。
でももういいや。お腹いっぱい。
そんな感じで見終わったら、私はそのパンチラ動画をごみ箱に捨てて、ごみ箱を空にした。そのあともう一度YouTubeに行って、さっきの動画を検索したら、利用規約に反したため削除されたらしい。みおちゃん、あなたのプライバシーは多分守られたよ。
これから訪れるかわい娘ちゃんパラダイスに備えて、私は「百合姫」という漫画雑誌を買うことにした。
この「百合姫」は題名の通りゆりゆりの内容満載の漫画雑誌である。
女の子好きの私は、その漫画を毎日読んで、気持ちを高めた。
ときどきえっちなのもあったりと、思春期真っ盛りの私はもうどきどき。
はうあう言いまくりの毎日。こんな変態の私だよ。みんなどう思うかな。
だからこのことは非公開ということにした。多分公言したらいじめられる。
「チャンピオンREDいちご」というのもネットで探して見つけた。
内容はかわい娘ちゃん三昧。みんなかわいいの。
私はとりあえず女の子に恵まれる。だから、その予習として気持ちを高めた。
読み終わったら、私は友達なんてあんまり作ったことなかったから、今度は友達はどうやって作ればいいか、それをベッドの上で考えることにした。
みおちゃんのように繊細な娘もいれば、こなたお姉ちゃんや有希ちゃんのように優しい娘もいる。
ひよりちゃんのように自然と仲良くなるタイプもいる。私はひよりちゃんのパターンがいい。何も気遣いしなくていいから。
私の場合、友達ってそういうものがいいな……。
とにかく知り合ってしまえばもうこっちの勝ち。
この前のひよりちゃんのように、いい感じにまで発展は可能。
友達の進化系が親友。友達の最終進化系が恋人。人間関係は異性でも同性でもそうなっている。
でも、ひよりちゃんに関しては「ネットで知り合った」というオプションがついている。それでも構わない。この前「初めて」会ったのだから。
さて問題は有希ちゃんだ。この前名前を聞きそびれた。もしかしたら違うクラスになってしまうかもしれない。そしたら名前なんて聞けないかも。だったら早急に聞かないと。何が何でも入学式までに聞かないと。
でも、有希ちゃんの住所わからない……。
はううぅぅ、無理じゃん……。
次は東武線内で出会ったみおちゃんとりっちゃん。この2人は友達。私も仲間に入れてほしいな。
だが私チキンだから図々しく、
「やあこんにちは。今日は何ていい天気でしょう」
なんて聞けないよ……。何かきっかけがないと……。
知らない人に話しかけるのは、何かきっかけがないと恥ずかしくて無理。入学説明会の場合、有希ちゃんにはハンカチ返さなくてはいけなかったから、声をかけるのは必須事項。ひよりちゃんの場合は全部向こうから。
今度は私から話しかけよう。
そう思い、私は枕元の充電器に収まってた携帯を取って、ひよりちゃんの番号を押した。
出てくれるかな。ひよりちゃん。
ぷるるるるるる。
ぷるるるるるる。
「はい、田村です」
「やったあ。出てくれたあ。小早川ゆたかだよ」
「ああ、ゆたかちゃん。一体電話なんかかけちゃってどうしたの?」
「おしゃべりしたくなっちゃった。ひよりちゃんと……」
「私も。ゆたかちゃんともっとおしゃべりしたい……」
この関係……、いつまで続くかな……。
4へ続く
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